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ロリィタはいつ、どこで生まれたファッションなのか、気になったことはありませんか。
結論から言うと、ロリィタの歴史は「1990年代初頭に原宿のストリートファッションとして広まった」とする説明が基本です。ただ、その前の時代から少しずつ土台ができていたんです。
この記事を読めば、ロリィタの発祥から海外へ広がるまでの流れを、年代順にひと通りつかめます。
ロリィタはどこで生まれた?発祥と起源の結論
ロリィタの発祥は日本です。内閣府の政府広報は「1990年代初頭に原宿のストリートファッションとして誕生した」と紹介しています。ただし、生まれた年は出典によって説明が少しずつ違います。
『ロリィタって、ヨーロッパから来た服じゃないの?』と思う方も多いはずです。
たしかに、見た目のルーツはヨーロッパにあります。政府広報では「フランスのロココ調スタイルからインスパイアされ、独自の進化を遂げた日本発祥のファッション文化」と紹介されているんです。
つまり、ロリータファッションの起源は「ヨーロッパの服をお手本に、日本で生まれ育ったファッション」と考えると分かりやすいですよ。
発祥の年には説がいくつかある
ロリータファッションの発祥がいつかについては、出典によって書き方が違います。
| 出典 | 説明のしかた |
|---|---|
| 政府広報(内閣府) | 1990年代初頭に原宿のストリートファッションとして誕生 |
| 日本語版の百科事典 | 現在のスタイルが固まったのは1994年頃 |
| 英語版の百科事典 | 1970年代や1980年代の原宿にさかのぼる説も併記 |
どれか1つが正しいと決めるより、「1990年代に原宿を中心に広まった」と覚えておくのがおすすめです。
どの出典も「日本で生まれた」という点は共通しています。違うのは「どこからをロリィタと呼ぶか」という区切り方なんですね。
ロリータファッションの由来はヨーロッパの服
ロリィタの見た目の由来は、ヨーロッパの宮廷衣装や西洋人形のような服です。
英語圏の百科事典では、ヴィクトリア朝やロココ期の服装に強く影響されたファッションと説明されています。
スカートを広げるパニエも、政府広報によると18世紀ヨーロッパの宮廷衣装に由来するアイテムです。昔のドレスの形を、日本の若者が自分たちのおしゃれとして取り入れたのが始まりなんですね。
ロリィタの意味や特徴はロリィタとは?でくわしく紹介しています。
年表で見るロリィタファッションの歴史
ロリィタの歴史は、1970年の原宿でのブランド誕生から始まり、1990年代にスタイルが固まり、2000年代以降に海外へ広がった、という流れでつかむと分かりやすいです。
ここでは、出典で確認できた出来事だけを年表にまとめました。

| 年 | 出来事 |
|---|---|
| 1970年 | 原宿でブランドのMILKが創業。百科事典では「ロリータの源流とも言われる」とされる |
| 1977〜1998年 | 原宿で日曜の歩行者天国が行われ、若者のストリートファッションの交流が増える |
| 1980年代前半 | 少女的なスタイルのブランドが流行。ただし当時の雑誌に「ロリータ」という言い方はまだ見られなかったとの研究がある |
| 1987年 | ファッション誌に「ロリータファッション」という言葉を使った記事が載る(早い例) |
| 1988年 | BABY, THE STARS SHINE BRIGHTの会社が設立。1990年にブランドがスタート |
| 1990年代初頭 | 原宿のストリートファッションとして誕生(政府広報) |
| 1993年 | メタモルフォーゼが自主制作ブランドとして誕生 |
| 1994年頃 | 「ロリータ・ファッション」という言い方が一般の雑誌でも使われ始め、今のスタイルが固まったとされる |
| 1998年 | ストリートスナップ誌が創刊。原宿の神宮橋でのスナップ撮影も始まる |
| 1999年 | 代官山や原宿などにブランドの直営店ができ始める |
| 2000年代初頭 | ロリィタの専門誌が創刊される |
| 2004年 | ロリィタを扱った日本映画のヒットで、一般にも広く知られるようになる |
| 2006年 | BABYがパリに初の海外店を出す(2009年にはサンフランシスコにも) |
| 2009年 | 外務省がポップカルチャー発信使(通称カワイイ大使)を委嘱。ロリータファッションの分野も入る |
| 2013年 | 福岡市で日本ロリータ協会が設立されたとされる |
「ロリィタの元祖はこのブランド」「〇〇年に生まれた」と1つに言い切る説明を見かけることがあります。出典によって説明が違うので、断定している情報はうのみにしないでおきましょう。
「ロリータ」という言葉はいつから?
百科事典によると、1980年代前半には少女らしいスタイルが流行していましたが、当時の雑誌にはまだ「ロリータ」という表現は見られなかったそうです。
1987年のファッション誌にこの言葉を使った記事が出てきて、1994年頃には一般の雑誌でも「ロリータ・ファッション」と書かれるようになったとされています。
服のスタイルが先にあって、後から名前がついていった、という順番なんですね。表記の違いについては「ロリィタ」と「ロリータ」の違いで紹介しています。
ブランドの歩みで見るロリィタの歴史
ブランドの公式サイトに書かれている歩みを並べると、ロリィタが広がっていった様子がよく分かります。
| ブランド | 公式サイトで確認できる歩み |
|---|---|
| BABY, THE STARS SHINE BRIGHT | 1988年に会社設立、1990年にブランドスタート、1999年に代官山に初の直営店 |
| メタモルフォーゼ | 1993年に自主制作ブランドとして誕生、1997年に京都で創設、1998年に大阪直営店 |
| ALICE and the PIRATES | 2004年にブランド立ち上げ |
1990年代に生まれたブランドが、今もロリィタの服を作り続けているんです。ブランドごとの特徴はロリィタブランド一覧で紹介しています。
年代ごとに見る「服・場所・楽しみ方」の変化
ロリィタの歴史は、年号だけでなく「どんな服だったか」「どこで広がったか」「どう楽しまれていたか」の3つで見ると、流れがぐっと分かりやすくなります。
『年号を並べられても、どう変わったのかイメージしにくい…』という方もいますよね。
そこでこの記事では、年代ごとに3つの視点で並べてみました。
| 年代 | 服の特徴 | 広がった場所 | 楽しみ方の変化 |
|---|---|---|---|
| 1970〜80年代 | 少女的なかわいいスタイルのブランドが登場 | 原宿のお店や歩行者天国 | 好きなブランドの服を着て街を歩く |
| 1990年代 | 今のロリィタのスタイルが固まる。ブランドが次々に誕生 | 原宿、関西、各地の直営店 | ストリートスナップに撮られる、仲間と集まる |
| 2000年代 | 系統が増え、専門誌も登場。映画で一般にも知られる | 全国、そして海外の店舗 | 雑誌を見てコーデを学ぶ、お茶会に参加する |
| 2010年代以降 | 和ロリや華ロリなど各国の伝統と混ざったスタイルも | 世界25か国以上 | ネットや海外イベントで世界の愛好者とつながる |
1970〜80年代:土台ができた時代
この時代は、まだ「ロリィタ」という名前はついていませんでした。
原宿にはかわいい服のブランドが生まれ、日曜の歩行者天国では若者が自分たちのおしゃれを見せ合っていたんです。
後のロリィタにつながる「少女らしい服を大人が着る」という楽しみ方が、少しずつ育っていった時代といえます。
1990年代:今のロリィタの形が固まった
90年代のロリィタは、まさにスタイルが固まっていった時期です。
1990年にBABY, THE STARS SHINE BRIGHT、1993年にメタモルフォーゼが誕生するなど、ロリィタのブランドが次々に生まれました。
メタモルフォーゼは1997年に京都で創設され、1998年に大阪、1999年に名古屋と東京の原宿に直営店を出しています。英語圏の百科事典には「関西から東京、そして世界へ広がった」という記述もあるんです。
1998年にはストリートスナップ誌が創刊され、原宿の神宮橋がスナップ撮影の場になりました。
2000年代:専門誌と映画で一気に知られる
2000年代に入ると、ロリィタの専門誌が創刊され、雑誌を見てコーデを学ぶ人が増えました。
2004年にはロリィタを扱った日本映画がヒットし、ロリィタを知らなかった人にも広く知られるようになります。
2006年にはBABYがパリに初の海外店を出し、ロリィタは海外にも直接届くようになりました。
2010年代以降:世界へ、そしてそれぞれのスタイルへ
2009年には外務省が「カワイイ大使」を委嘱し、ロリータファッションは日本のポップカルチャーとして国の発信にも使われるようになりました。
政府広報によると、今ではロリィタは世界25か国以上で愛されています。アジアでは日本を凌ぐ勢いの人気とも紹介されているんです。
一方で、英語圏の百科事典には、2000年代以降は日本国内でファストファッションとの競合などで人気が落ちた、という記述もあります。
『最近は街で見かけることが減った気がする』と感じる方もいるかもしれませんね。ただ、休みの日だけ楽しむ人や、お茶会やイベントで着る人など、楽しみ方の形は広がっています。
歴史を知ると、今の楽しみ方も広がる
歴史をたどると、ロリィタは「決まった着方」より「好きな服を仲間と楽しむ文化」として育ってきたことが分かります。
例えば、友達とおそろいの服で歩く「双子ロリータ」や、休みの日だけ楽しむ「休日ロリータ」「週末ロリータ」という言葉も百科事典に載っています。
『今から始めても遅いかな』と思う必要はまったくありません。始めたい時が、その人にとってのロリィタの始まりなんです。
- 1970〜80年代:原宿でかわいい服のブランドが生まれる
- 1990年代:今のロリィタのスタイルが固まり、ブランドが次々に誕生
- 2000年代:専門誌や映画で一般にも知られる
- 2010年代以降:世界へ広がり、各国の伝統と混ざったスタイルも登場
原宿とロリィタの関係
原宿は、ロリィタが生まれ育った場所として何度も名前が挙がる街です。ストリートスナップの撮影地であり、ブランドの直営店が集まる場所でもあります。
『どうしてロリィタといえば原宿なの?』と気になりますよね。
政府広報によると、当時のファッションの情報源はストリートスナップ雑誌で、そのスナップの多くが原宿で撮られていたそうです。
原宿の神宮橋は、ゴシック・アンド・ロリータの「聖地」とされ、1990年代後半には好きな服を着た人たちが集まる場所になっていました。
| 原宿が果たした役割 | 内容 |
|---|---|
| お披露目の場 | 歩行者天国や神宮橋で、好きな服を着て集まる |
| 情報の発信地 | ストリートスナップに撮られて、全国に広まる |
| 買い物の場 | ブランドの直営店が集まり、服を手に取れる |
今でも原宿には、メタモルフォーゼの店舗などロリィタブランドのお店があります。最新の店舗情報は、各ブランドの公式サイトで確認してみてください。
東京でお店を回るコツは東京でロリィタ服を買うならで紹介しています。
関西から広がったという見方も
ロリィタの歴史というと原宿の話が中心になりがちですが、関西の存在も大きいんです。
英語圏の百科事典には「関西から東京、そして世界へ広がった」という記述があります。メタモルフォーゼも京都で創設され、大阪に直営店を出してから、名古屋や原宿へとお店を広げていきました。
『ロリィタは東京だけの文化なのかな』と感じている地方の方も、決してそうではないので安心してくださいね。全国でお店を探すコツは大阪・名古屋・札幌などでロリィタ服を探すコツで紹介しています。
世界へ広がったロリィタ
ロリィタは、雑誌の翻訳やインターネット、ブランドの海外出店をきっかけに世界へ広がりました。今では各国の伝統の服と組み合わせたスタイルも生まれています。
ロリィタは、日本だけのファッションではなくなっています。
英語圏の百科事典では、雑誌の英語版の翻訳やインターネットを通して国外に広がったと説明されています。

| 広がったきっかけ | 内容 |
|---|---|
| ブランドの海外出店 | BABYが2006年にパリ、2009年にサンフランシスコへ |
| 国の発信 | 2009年に外務省がカワイイ大使を委嘱 |
| 海外向け通販 | 英語や中国語のサイトで海外発送に対応するブランドも |
| 各国のスタイル | 和ロリ(着物)や華ロリ(漢服)など伝統と組み合わせた形 |
政府広報では、中国国内のロリィタブランドの数は日本の10倍以上とされる、という記述もあります。
日本で生まれたファッションが、海の向こうで新しいスタイルを生んでいるのは、なんだかうれしいですよね。海外のくわしい事情は海外のロリィタで紹介しています。
海外で生まれた新しい組み合わせ
海外では、ロリィタがその土地の服と組み合わされて、新しいスタイルも生まれています。
百科事典によると、2015年にはヒジャブなどと組み合わせた「ムスリム・ロリータ」が紹介されました。欧米に住むムスリムの女性から始まったとされています。
自分の暮らしや文化に合わせてロリィタを楽しむ人が、世界中にいるんですね。
英語でも日本語の呼び方が使われている
海外でも、Wa(和)、Hime(姫)、Shiro(白)、Kuro(黒)のように、日本語の系統名がそのまま使われています。
ロリィタが日本発祥だという歴史が、言葉の中にも残っているんですね。
ロリィタの歴史について知恵袋によくある相談
「ロリータとゴシックとパンクの違いは?」「ゴスロリとメイド服の違いは?」「こうした服の起源は?」という相談がよく読まれています。どれも、歴史の流れを知るとすっきり整理できます。
ここでは、ロリィタの歴史や起源について読まれている相談を要約して紹介します。
「ロリータとゴシックとパンクの違いは?」
とても多く読まれている相談です。似た雰囲気の服が多くて、違いが分からなくなりますよね。
ざっくり言うと、ロリィタはパニエで広げたスカートとフリルが主役の服です。ゴシックロリィタはそこにゴシックの要素を、パンクロリィタはパンクファッションの要素を取り入れたもの、と考えると分かりやすいですよ。
| 呼び方 | ひと言でいうと | よく使われるモチーフ |
|---|---|---|
| ロリィタ | フリルとパニエで広げたスカートの服 | リボン、レース、お菓子や動物の柄 |
| ゴシックロリィタ | ゴシックの要素を取り込んだロリィタ | 黒、十字架、コウモリ |
| パンクロリィタ | パンクの意匠を取り入れたロリィタ | チェーン、安全ピン、ボーダー |
系統ごとのくわしい違いはロリィタの種類・系統一覧で紹介しています。
「ゴスロリとメイド服は何が違う?」
黒い服に白いフリルという見た目が似ていて、迷う方が多い相談です。
メイド服は、仕事着をもとにした衣装や制服として着られることが多い服です。ゴスロリは、自分の好きなおしゃれとして着るファッションという違いがあります。
例えば、こんな会話をイメージしてみてください。
「そのエプロン、メイドさんの服?」
「ううん、ゴスロリのコーデなの。エプロン風のデザインが好きで選んだんだ」
ロリィタとコスプレや衣装との線引きはロリィタとコスプレ・メイド服の違いで紹介しています。
「ゴスロリやロリータのような世界観は、どこから来たの?」
ドールや薔薇などが出てくる、ゴシックとロリィタの世界観の起源を知りたい、という相談です。
見た目のお手本になったのは、ヨーロッパの宮廷衣装や西洋人形、ロココやヴィクトリア朝の服です。そこに、日本の若者が自分たちの「かわいい」や「美しい」を重ねて、ひとつのファッションに育てていったんです。
『昔からある服の真似なのかな』と思うかもしれませんが、組み合わせ方は日本で生まれた独自のものなんですよ。
よくある質問
ロリィタの発祥はどこですか?
日本です。政府広報では、1990年代初頭に原宿のストリートファッションとして誕生したと紹介されています。
ロリータファッションの起源はヨーロッパですか?
見た目のお手本はヨーロッパの宮廷衣装や西洋人形のような服ですが、ファッションとして生まれ育ったのは日本です。
90年代のロリィタはどんな時代でしたか?
今のロリィタのスタイルが固まった時代です。ブランドが次々に誕生し、原宿の神宮橋ではストリートスナップの撮影も始まりました。
ロリィタはいつ海外に広がりましたか?
2000年代以降、雑誌の翻訳やインターネット、ブランドの海外出店などで広がりました。BABYは2006年にパリへ初の海外店を出しています。
ロリィタの最初のブランドはどこですか?
1つに決めることはできません。1970年創業のMILKは「源流とも言われる」とされますが、公式にロリィタブランドと名乗っているわけではありません。
まとめ
- ロリィタの発祥は日本。政府広報は1990年代初頭の原宿での誕生と紹介している
- 見た目の由来はヨーロッパの宮廷衣装や西洋人形のような服
- 1990年代にブランドが次々と生まれ、今のスタイルが固まった
- 原宿の歩行者天国や神宮橋が、ロリィタが育った場所として知られる
- 2000年代以降は海外へ広がり、各国の伝統と組み合わせたスタイルも生まれている




